aamall

May 01, 2007

レアルタ・ヌア感想/プレイ日記11−セイバーの過去掘り下げ編−

 ――貴方には、償うべき物などないのです(セイバー)

 バーサーカー戦後、イリヤを保護して衛宮邸でのつかの間の日常パートまで。セイバーの過去編を挟みながらのセイバー掘り下げ編が綴られ、核心部分でキャスター来襲。選択肢ミスでDEAD END、タイガー道場送りになるまで。

 ◇

 士郎の夢見の形でセイバーの過去が何度も挿入される&ちょっといつもと様子がおかしいセイバーの二段構えでとことんセイバーが掘り下げられるつかの間の日常パートだったんですが、この部分のお話でセイバーに関して描かれてるのは主には2点。

1.女の子としてのセイバーの自我が目覚めてきた

 今までからさまにセイバーの中では、

 サーヴァントとしてのセイバー>女の子としてのセイバー

 だったんですが、バーサーカー戦前に士郎と繋がった一夜を経て、女の子としての自分を意識しはじめたみたいです。ベタなお風呂でばったりイベントが再び挿入されるんですが、この前は平然としていたのに、今回は自分の体は少女らしくないとかなんとか言いながら顔を紅らめます。

2.セイバーと士郎は他者>自己の似たもの同士

 そんな、女の子としての自我なんていうギャルゲーチックにほわほわーんな話になるのかと思いきや、セイバーの過去は女の子としての自己を殺して、「王」としてひたすら他者のために尽力して、そしてその果てに報われなかった過去だったという、わりとシリアスなお話に。極端に自己を犠牲にして他者のために尽くす悪癖を持っていたのは士郎だけではなく、過去のセイバーもそうだった。それゆえの、士郎とセイバーの縁。だからこそその行き着く先が分かると、士郎の自己犠牲をセイバーは指摘するんですが、一方で自身の自己犠牲に関しては無自覚で正す気が無いという矛盾。セイバーが戦いの果てに聖杯で叶えたい願いは、自己のためのものではなく、他者のために自分が王となる前に巻き戻って国を滅びから救うというものだったことが判明。あまつさえ、その願いが叶った暁には英霊としてここに存在するセイバーは消滅するという、これまたとんでもない自己犠牲の他者優先。そんなセイバーの願いを聞いて憤る士郎も、自身はセイバーに指摘されたように自己犠牲の他者優先男で……と、セイバーと士郎、お互いに、相手にはもっと他者よりも自分を大事にしろと言ってるくせに、自分のことになるといきなり自己犠牲に戻ってしまうというもどかしさ。

 そんな「願い」に関して自己のために願うか、他者のために願うかというおそらく作品のコアな門問が繰り広げられていた所で、衛宮邸にキャスターが来襲。よし、ここはセイバーを信頼だ!と「セイバーに任せる」を選んだら、何かキャスターの魔術にかかって帰ってきたセイバーに斬り殺されてDEAD ENDに。た、タイガー道場好きだからイイんだもんね!

 ◇

 少女アルトリアとしての自己を犠牲にしたまま他者のためにアーサー王として歩み続け、その果てに誰からも理解されなかったセイバーに、士郎が救いを与えてやる話なんだろうな、これは。

 ◇

 イリヤが可愛い。

Fate/stay night 8 (8)
Fate/stay night 8 (8)

Fate/stay nightコミックアンソロジー VOL. (8)
Fate/stay nightコミックアンソロジー VOL. (8)

前回レアルタ・ヌア感想/プレイ日記10へ
次回レアルタ・ヌア感想/プレイ日記12へ
レアルタ・ヌア感想/プレイ日記のインデックスへ
管理人の本家感想ブログへ

realtanua at 02:27│ twitterでつぶやくレアルタ・ヌア/感想/プレイ日記(総合) | セイバールート(Fate)/感想