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June 07, 2007

レアルタ・ヌア感想/プレイ日記26−凛ルートGoodエンディング/Sunny day編−

 「彼は私が間違えていると言った。……その答えを、いつか……貴方が私に教えて下さい」(セイバー)

 今回は文章読み飛ばし機能を利用して選択肢を選び直し、凛ルートのもう一つのエンディング、「Goodエンディング/Sunny day」を見てみました。

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 簡単に言うと、凛ルート内のセイバーよりエンディングって感じでしょうか。WEB拍手でセイバーの好感度をあげておくように選択肢を選んでいくと入れると情報を頂いたので、セイバー絡みの選択肢を積極的に選び直していったんですが、肉でセイバーを喜ばせようとか、セイバーの食の好みを聞こうとか、ほとんどが食に関する選択肢でビビった。セイバー現界エンドなんですが、食に惹かれて現界したみたいじゃん

 桜ルートの二つのエンディングはまだ見てないから分からないですが、一番ユートピア的なエンディングでしょうか。セイバーが現界をのぞみ、凛さまももちろん無事で、士郎を含めて三人の関係はこれからも続いていく……というラスト。TURE END(Brilliant Years)の方は士郎が悲劇的な結末に辿り着いた末に生まれた英霊エミヤを生まないための希望として、士郎の側にい続ける凛さまの存在が提示されて締めくくられてましたが、こっちはそれにセイバーも込みの3人の関係性の中に、士郎も変わっていけるんじゃないかという希望を込めてのエンディングという感じ。

 セイバールートでは理想を追った自身の過程のために、その過程で捨象してきた犠牲に報いるために、セイバーは士郎と別れて過去軸に戻っていってしまうんですが、こういうユートピアエンドもこれはこれでアリなような気がする。自身の過程のためとか、その過程で捨象してきた存在への責任とか、そういうのを凌駕するくらい求めたい人間関係ができたなら、エゴを通してその人の側にいても良いのではないかと思う。とここまで書いたけど、エンディングのセイバーの台詞が、

 「彼は私が間違えていると言った。……その答えを、いつか……貴方が私に教えて下さい」(セイバー)

 なので、このGoodエンディングではセイバーはセイバールートでは教会のシーンの士郎の信念の告白に打たれて獲得した、過去の改竄の間違いをまだ獲得してない感じなのかな。それでも自分は間違っているというアーチャーの残した言葉も気になるし、士郎のことも凛さまのことも好きだし、この現代で様子見してみよう……くらいの気持ちなのかも。セイバーが理想を追った自身の過程は誇れるものだということや、その過程でしいてきた犠牲に報いるためにも過去改竄は間違いなこととかに気付くのは、このエンディングではまだ先の話。いずれ突きつけられる時が来るのかもしれないけれど、凛さまも士郎もいるからその時が来ても大丈夫だろう……的な、いい意味でモラトリアムな感じのユートピアエンド。

 圧倒的な美しさ&完結感で収束した他のエンディングに比べると、二次創作欲求が掻き立てられるエンディングですね。課題はまだ残ってるんだけど、今は仲間がいて幸せ……という状態が一番色んな物語を料理しやすそう。

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 このエンディングを狙うための選択肢の関係上、最終決戦前は凛さまを無視してセイバーとお茶飲んでたんですが、その後凛さまの部屋に行った時の凛さまの反応が「フ……フン、士郎はセイバーには優しいのよね!」的にすねてる反応に切り替わってて可愛かった。こういう所は芸が細かいです。

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 というわけで、今晩から桜ルート(Heaven's Feel)に突入します。既に入り方は確認済み。事前情報として「長い」と聞いてるんですが、いくらなんでも7月後半までに終わらないということは無いだろう(7月後半からは『リトルバスターズ!』をやる予定の人)。それまで楽しみ尽くそう。

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