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Fate感想

April 22, 2012

Fate/Zero感想/第十五話「黄金の輝き」

 BS11で地方遅れ視聴中のアニメ『Fate/Zero』セカンドシーズン第十五話「黄金の輝き」の感想です。

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 BGM「約束された勝利の剣」が流れはじめた所でキター状態でしたよ。「stay/night」も含めて、セイバーさんがガチでエクスカリバー使うオフィシャルシーンって数えるほどしかないんだよな。初めてゲーム版『Fate/stay night』でエクスカリバー使うシーンを読んだのを思い出す、よい演出でした(ちなみに原作ゲーム「stay/night」では初めてエクスカリバー使うシーンで、セイバーさんの正体がアーサー王だと分かるので、カタルシスが大きい)。

 燃え燃えノリノリというよりも、奈須文体(というよりそれを投影した虚淵文体)の詩をアイリスフィールが詠じる……というしんみりした方向で演出していたのも良かった。


輝けるかの剣こそは
過去・現在・未来を通じ 戦場に散っていく全てのつわもの達が今際の際に抱く悲しくも尊き理想(ゆめ)
その意志を誇りと掲げ その信義を貫けと正し
今、常勝の王は高らかに手に取る奇跡の真名を謳う。
其は……



 『Fate/Zero』はimpermanence(無常観)の物語という記事を以前書いたけど(こちら)、まさに全ての散りゆく者たちに捧げる剣。

 キャスターが散り際に幻視したジャンヌ・ダルクが(ビジュアル的にも)アルトリアに似ていた、というのはアニメ版の演出。ジャンヌ・ダルクも、オルレアンの戦いとか劇的な勝利が称えられる人でありながら、滅びの時は悲惨だった人(諸説研究されているけど)。だから、理想の果てに滅びに辿り着いたアーサー王の聖剣の光と、ジャンヌの存在が幻視的に重なる、という演出。よく考えたな、これ。

 もちろん、この「聖剣を理想を追う果てに散りゆく者たちに捧げる」的演出は、過去・現在・未来と言っているので、「現在」戦っている切嗣たちにも捧げられている。アイリスフィールがこの詩を詠じているというのがまた神演出。ちなみに、「未来」に関してはやはり「stay/night」までを射程に入れて味わいたい(凛ルートの話とか、その辺り)。

 神回でありました。

『Fate/Zero』 Blu-ray Disc Box
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フェイト/ステイナイト[レアルタ・ヌア] PlayStation 2 the Best
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realtanua at 05:53|Permalink twitterでつぶやく